[レポート] 「Amazon Elastic VMware Service: AWSでモダナイゼーションの旅を始めましょう」というセッションに参加しました【デモ有】 #MAM119 #AWSreInvent
こんにちは、AWS事業本部の荒平(@0Air)です。
AWS re:Invent 2024では、ラスベガスへ現地参加しています!
本エントリでは、参加したBreakOutセッション「Amazon Elastic VMware Service: Start your modernization journey with AWS」について紹介します。
動画
公式Youtubeに掲載後こちらにリンクします!
3行まとめ
本セッションの内容を要約しました。
- Amazon Elastic VMware Service(EVS)に興味ある方が対象
- 初公開のサービスデモがありました
- AWSに慣れ親しんだ人は直感的に操作できそうで、嬉しい
セッション概要
Amazon Elastic VMware Service (Amazon EVS) is a simple path to migrate and run your VMware-based workloads to AWS while using existing skills and familiar software. Learn about key features, and see how your VMs can benefit from the simplicity, flexibility, security, and control offered by Amazon EVS. Join the team that built this solution to understand how you can leverage your existing VMware Cloud Foundation (VCF) subscriptions, VMware investments, and preferred tools while tapping into cloud benefits. Learn how you can deploy your VCF environment on AWS and how Amazon EVS can help meet your specific needs.
(訳文)
Amazon Elastic VMware Service(Amazon EVS)は、既存のスキルや使い慣れたソフトウェアを活用しながら、VMwareベースのワークロードをAWSに移行して実行するためのシンプルな方法です。Amazon EVSの主な機能について学び、Amazon EVSが提供するシンプルさ、柔軟性、セキュリティ、およびコントロールがVMにどのようなメリットをもたらすかをご覧ください。このソリューションを構築したチームに参加し、クラウドのメリットを活用しながら、既存のVMware Cloud Foundation(VCF)サブスクリプション、VMwareへの投資、および推奨ツールをどのように活用できるかをご確認ください。VCF環境をAWSにデプロイする方法と、Amazon EVSが特定のニーズを満たすためにどのように役立つかをご覧ください。
スピーカー
- Aarthi Raju, Sr.Manager - Engineering, AWS
- Andy Reedy, Sr. Manager, Amazon Web Services
レベル
- 100 – Foundational
セッション内容
自己紹介
前半のスピーカーはAndy Reedyが務めていました。
Aarthi Rajuとは過去8年に渡りVMwareやAWSについての業務を行っているそうです。現在はElastic VMware Service (EVS)の開発に関わっています。
なぜVMwareをクラウドで実行するのか
この質問は今週よくされたそう。迅速に移行せざるを得ない場合や、一部のワークロードについてはクラウドのVMware環境で動作する必要があります。
特にIPアドレスを変更するとアプリケーションが壊れることがあるので、これを変更せずに移行する場合はVMwareを維持することを選択することになります。
EVSの開発チームは、VMwareワークロードを動かすための世界で最も良い場所になりたいと思っているようです。エモいですね。
マネージドクラウドサービス(ex. VMware Cloud on AWS)では、委譲されたアクセス権限があり、完全なアクセスでなかったために顧客にとって、運用上難しい部分がありました。
今回のElastic VMware Serviceについては、オンプレミスの構成により近い形で、VMwareをより制御したいと考えています。
様々な顧客からのリクエストを受け止めつつ、開発を進めているようです。
Simplicity
は今朝のDr.Wernerのセッションで印象付けられたもので、AWSはプロダクトが変わっても主要メッセージが一貫しているな〜と感心しました。
Amazon EVSの位置付け
Amazon EVSは、セルフマネージドとフルマネージドの中間くらいに位置します。
フルマネージドでは柔軟性や制御が得られなくなり、セルフマネージドでは顧客自身で解決しないければならない問題が山積します。
サーバーの電源が故障したり、物理インフラストラクチャに何かの問題が発生した場合には、通常のEC2インスタンスとして対処されます。
Amazon EVSの構成要素
現時点で想定している仕様・機能の一覧です。
主な特徴として、
- VCF 5.2.1がVMware Cloud Builderを使用してデプロイ
- vSphere、vSAN、NSXがVCFデプロイメントの一部として自動設定
- VCFインスタンスはVPC内でフルroot権限で実行
- AWSコンソールを通じてAmazon EVSをデプロイ可能
Amazon EVSは、複数のHost Groupを持ち、その下にHostがぶら下がっています。
Amazon EVSのデモ
デモンストレーションはAarthiが務めます。
なんと、Amazon EVSのデモが画面上で繰り広げられました!世界初です(大袈裟)。
仮想化環境、ホストグループ、ホスト台数、AWSリソースの数が確認できますね。
仮想化環境のページからは、紐付いているホストグループ、ネットワーク、VCFのバージョンなどが確認できます。
ホストのページでは、仮想化ホストの一覧が表示されます。
AWSのコンソールに使い慣れている人は大変見やすくて嬉しいですね!
また、左サイドペインからはよく使うであろうAWSリソース(EC2, VPC, Route53)へのリンクもあります。
最後に、もっと自身で触りたい場合は、プレビューの申し込みをしてくださいと案内がありました。
ただ、現在プレビューの枠は埋まっており、お待たせすることになるかも、というお話でした。
感想
気になっていたAmazon EVSのデモが見れて興奮です!
VMware Cloud on AWSとは違い、AWSのネイティブ画面で実装され、Host追加・削除など、統合された形で提供されるのは非常に嬉しいです。
VMware vSphereのAdministratorとIAMの連携についてはどのようになっているのかなど、細かいところはまだまだ気になります。
是非、この手で確かめたい人はプレビュー申し込みへGO!
このエントリが誰かの助けになれば幸いです。
それでは、AWS事業本部 コンサルティング部の荒平(@0Air)がお送りしました!